ブレンドのお茶は毎年同じような味に仕上げることを目指していますが、シングルオリジンのお茶の楽しみは反対に毎年味が違うところにあるのではないかと思っています。ワインやコーヒーにしてもそうですが、その年の天気の変化がはっきりと味に現れます。

例えば、お茶の品種の中で1番メジャーなものは”やぶきた”という品種ですが、静岡のもの、鹿児島のもの、三重のものでは同じやぶきたでも、もちろん違う味になります。
また静岡県内であっても山間地のお茶なのか、それとも平野部のお茶なのかといった違いで味わいが変わります。
ただ、それ以上に違うのが品種による違いです。若葉のような香りのもの、花のような香りのもの、甘みが強いもの、渋みが強いものと品種による違いは産地による違いよりもかなりハッキリとわかるようになります。

いろんなお茶を飲んで、好みの産地や農園、品種など見つけてみてはいかがでしょうか？

かわばた園のお茶

かわばた園では6種類の品種を扱っており、玉露を除いたお茶がシングルオリジンのお茶です。やぶきた、おくみどり、べにふうき(紅茶用品種)、せいめい(生育中)、きよか(生育中)、つゆひかり(生育中)を育てています。あと2種類ほど増やしていきたいと考えておりますが、品種が増えるとそれだけ加工の管理も難しくなるので、ほどほどに増やしてお客様の選ぶ楽しみをご提供していきたいなと思っています。

かわばた園ならではのお茶の味わいを、是非感じてみてください。